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コラム
ルーフバルコニーの7つのデメリットとは?|メリットや施工事例も紹介
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- 「雨漏りしやすいのかな?」
- 「メンテナンス費用はどのくらいかかるの?」
- 「子どもがよじ登らないか不安…」
ルーフバルコニーの設置を検討している方のなかには、これらのような不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ルーフバルコニーの施工実績が豊富な「クレバリーホーム立川」が、具体的なデメリットと対策方法、さらには成功事例まで解説します。
コラムのポイント |
・ルーフバルコニーには設置費用やメンテナンスなどのデメリットがあります。 ・デメリットへの対策を事前に検討すると、快適な屋外空間を実現できます。 ・施工実績のある工務店に相談することで、リスクを抑えた設計が可能です。 |
目次
ルーフバルコニーとは
![ルーフバルコニーとは](https://www.cleverlyhome.jp/wp-content/webp-express/webp-images/uploads/2023/03/0905-1024x682.jpg.webp)
ルーフバルコニーは、階下の屋根を利用して設けられた屋外スペースです。
住宅の2階や3階に設けられ、階下の部分の屋根上部を活用することで、通常のベランダよりも広々とした空間を生み出せます。
ルーフバルコニーの大きな特徴は、周囲の建物より位置が高く、視界を遮らないので開放感が高いことです。
空が広がる贅沢な空間で、のびのびとした時間を過ごせます。
とくに都市部の住宅密集地では、地上に庭やテラスを確保するのが難しい場合も多いため、ルーフバルコニーは屋外スペースとして重宝されています。
ルーフバルコニーの7つのデメリット
![ルーフバルコニーの7つのデメリット](https://www.cleverlyhome.jp/wp-content/webp-express/webp-images/uploads/2024/12/pixta_91592471_S.jpg.webp)
ルーフバルコニーは魅力的な空間ですが、事前に知っておきたい以下の7つのデメリットがあります。
ただし工夫次第で対策できるものもあるため、設置を検討する際の参考にしてください。
1. 設置費用とメンテナンスコストがかかる
ルーフバルコニーの設置には、一般的なバルコニーよりも費用がかかります。
建築費用として、安全性を確保するための屋根補強工事・雨漏り防止のための防水処理・転落防止用の手すりなど安全設備の設置も必要です。
さらに、防水層が劣化すると雨漏りの原因となるため、設置後は定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
2. 階下の部屋が暑くなりやすい
屋根がないルーフバルコニーでは、夏場の温度対策が課題になるケースもあります。
直射日光がバルコニーの床面に当たることで、太陽光の熱が階下の部屋へと伝わりやすくなります。
この影響で冷房効率が悪化し、電気代が増加するのです。
快適な室内環境を保つためには、断熱材の強化や日よけの設置など、追加の対策工事が必要です。
3. 近隣へ騒音・においの配慮が必要
ルーフバルコニーは開放的な屋外空間であるため、音やにおいが周囲に広がりやすい特徴があります。
住宅が密集している地域では、風向きに注意して煙やにおいが近隣に向かわないよう工夫し、遅い時間には大きな声を出さないなどの配慮が必要です。
4. 上り下りが面倒になる可能性がある
建物の上層階に設置されるルーフバルコニーは、使用する際に階段の上り下りが発生します。
バーベキュー用品やガーデニング道具・洗濯物や布団・アウトドア用品などのかさばる荷物を持っての上り下りは想像以上に体力を使います。
設計段階で、収納スペースの配置や動線をイメージしておくことが、建築後の後悔を防ぐのに有効です。
5. 掃除や日常的なメンテナンスの手間が増える
ルーフバルコニーは屋根のない屋外空間であるため、自然環境の影響を直接受けます。
埃やゴミが溜まりやすく、雨風にさらされることで汚れが付着しやすいため、ベランダと比べてキレイを保つための清掃頻度が高くなります。
とくに落ち葉やゴミで排水ドレンが詰まると、スムーズに排水できず雨漏りの原因となるため、定期的な点検と清掃が欠かせません。
清掃がしやすい床材を選ぶことで、掃除の手間を軽減できます。
6. 周辺環境によってはプライバシーを確保しづらい
ルーフバルコニーは屋外の開放的な空間であるため、周辺環境によってはプライバシーの確保が難しい場合があります。
近隣に高層マンションやオフィスビルがあると、視線が気になってしまうことも。
しかし、高さのある目隠しは眺望が遮られ、せっかくの開放感が損なわれてしまう可能性があります。
部分的な設置や植栽による自然な目隠しなど、周辺環境に応じた工夫を取り入れるのが効果的です。
7. 子どもの転落や物の落下などの安全面に配慮が必要
ルーフバルコニーは高所に設置される屋外空間であるため、安全対策は必須です。
建築基準法では手すりの高さを1.1m以上と定めていますが、東京都ではより安全性を重視して1.2m以上を推奨しています。
とくに小さなお子様がいるご家庭では、ルーフバルコニーに置かれた植木鉢やイスが足場となって、思わぬ事故につながる可能性もあります。
こうしたリスクに対しては、手すりの高さだけでなく、形状や素材・家具の配置にも注意が必要です。
参考:東京都|子供のベランダからの転落防止のための手すりの安全対策
ルーフバルコニーの5つのメリット
![ルーフバルコニーの5つのメリット](https://www.cleverlyhome.jp/wp-content/webp-express/webp-images/uploads/2023/03/IMG_0101-1024x768.jpg.webp)
このようなデメリットがある一方で、ルーフバルコニーには魅力的なメリットもあります。
以下の5つの特長を踏まえて、ご自身のライフスタイルに合うか参考にしてください。
1.多目的に利用できる
ルーフバルコニーの大きな魅力は、ベランダの数倍もの広さを確保できることです。
バーベキューやホームパーティーをしたり、青空の下でくつろぎながら読書やお茶を楽しんだりするのに最適です。
さらに、お子様やペットの遊び場として活用すれば、安全に見守りながら思い切り遊ばせられます。
都市部では広い庭を持つことが難しいなか、ルーフバルコニーは屋外での暮らしを楽しむ第2のリビングとしておすすめです。
クレバリーホーム立川では、他にも「暮らしやすさ」の工夫がたくさんあります。
ここではお伝えしきれない空間設計などの工夫や特徴については、以下でご確認ください。
2.室内空間が広く見える
ルーフバルコニーを一つの空間として使うのではなく、室内と上手に連携させると、より広々と開放的な印象に生まれ変わります。
室内とバルコニーの床の色調を合わせると視覚的な一体感が生まれ、大きな窓を設置すればさらなる開放感を演出します。
ルーフバルコニーは単なる屋外スペースではなく、限られた室内空間に広がりと開放感をもたらすのに有効です。
3.プライバシーを確保しやすい
ルーフバルコニーは2階以上の高さに位置するため、道路を行き交う人々や隣家からの視線を気にせず、くつろぎの時間を過ごせます。
1階のお庭と比較すると、外部からの視線を気にせずにバーベキューやガーデニング、日光浴などを楽しめるのが魅力です。
都会の中でも開放感とプライバシーを両立した、快適な屋外空間を実現できます。
4.家事効率が向上する
ルーフバルコニーは家事スペースとしても優れた機能を発揮します。
広々としたスペースと抜群の日当たりを活かして、大量の洗濯物や大きな寝具類も余裕を持って干せます。
5.土地の購入費用を抑えられる
都市部や駅前の人気エリアでは土地価格が高額なため、広い庭を持つことは容易ではありません。
しかし、ルーフバルコニーを設けることで、コンパクトな敷地でも屋外空間を確保できます。
また、ルーフバルコニーは原則として延床面積に算入されないため、容積率の制限内でより広い居住空間を確保できるのもメリットです。
ルーフバルコニーの施工事例
ルーフバルコニーはデメリットがあるものの、工夫次第で魅力的な空間を作れます。
ここからは、デメリットを最小限に抑えながらメリットを活かした実際の施工事例をご紹介します。
川を眺められる自然豊かなルーフバルコニー
![川を眺められる自然豊かなルーフバルコニー](https://www.cleverlyhome.jp/wp-content/webp-express/webp-images/uploads/2023/03/0904-1024x683.jpg.webp)
自然の眺望を活かしたルーフバルコニーの事例です。
手すりにはガラスパネルを採用することで、安全性を確保しながらも川の景色を存分に楽しめる工夫が施されています。
![川を眺められる自然豊かなルーフバルコニーのソファー](https://www.cleverlyhome.jp/wp-content/webp-express/webp-images/uploads/2023/03/0902-1024x701.jpg.webp)
バーベキューグリルやソファー・パラソルなどのアウトドア設備を設置することで、心地よい風を感じながら食事を楽しめます。
また、床材にはタイル仕上げを採用し、掃除のしやすさと耐久性を両立しました。
▼ビッグな屋上、遊び心しかないガレージ、2階リビング、川のせせらぎがBGMで流れる家
人目を気にせずに過ごせる快適なルーフバルコニー
![人目を気にせずに過ごせる快適なルーフバルコニー](https://www.cleverlyhome.jp/wp-content/webp-express/webp-images/uploads/2023/08/A116315b-1024x742.jpg.webp)
プライバシーと開放感を絶妙なバランスで両立させた事例です。
8帖の広々とした屋上テラスを3方の壁で囲むことで、周囲の視線を気にせずリラックスできる空間を実現しました。
![人目を気にせずに過ごせる快適なルーフバルコニーで犬と遊ぶ](https://www.cleverlyhome.jp/wp-content/webp-express/webp-images/uploads/2024/11/A116599-1024x681.jpg.webp)
壁に囲まれながらも圧迫感を感じさせない設計により、開放感も損なわれていません。
床材には人工芝を採用し、お子様やペットが遊べる空間に仕上げています。
▼たくさんの光と緑に包まれて遊びも仕事も楽しむストレスフリーな毎日。
クレバリーホーム立川では、ほかにも多数の施工事例をご紹介しています。
理想のルーフバルコニーを実現する際の参考にぜひご活用ください。
まとめ
ルーフバルコニーは、開放的な屋外空間を手に入れられる魅力的な選択肢です。
しかし、事前に設置・メンテナンスにかかる費用や手間を考えておく必要があります。
クレバリーホーム立川では、豊富な施工実績を活かし、お客様のライフスタイルに合わせた理想的なルーフバルコニーをご提案しています。
設計や施工についてのご不明点、ご相談がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。