静岡県の住宅ローン事情を徹底解説|借入先の種類や金利相場、ローン選びのポイントも紹介

静岡県の住宅ローン事情を徹底解説|借入先の種類や金利相場、ローン選びのポイントも紹介

静岡県で住宅ローンを組む際の借入先の種類と金利相場を知りたい」とお考えの方へ。

注文住宅を建ててから「住宅ローンで家計が厳しい」と後悔しないためには、事前に借入先ごとの金利相場を把握してからローンを選ぶことが大切です。

今回は「クレバリーホーム静岡」が、借入先の種類や金利相場をはじめとする静岡県の住宅ローン事情を解説します。

静岡県の住宅ローンの借入額・頭金・年収の目安もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

 

コラムのポイント
・静岡県で住宅ローンを借りる場合の金利相場は、地方銀行の変動金利型で1〜3.9%、都市銀行の変動金利型で0.6〜2.9%が目安です。
・静岡県の住宅ローンの借入額の相場は約4,600万円、頭金の相場は約340万円が目安です。
・「金利上昇のリスクに備えて対策を講じる」など、静岡県で住宅ローンを選ぶ際のポイントをご紹介します。

 

住宅ローンの基礎知識

住宅ローンの基礎知識

まず、住宅ローンの基礎知識として、「金利タイプ」と「返済方法」を解説します。

静岡県の住宅ローンの借入先と金利相場を確認する前に、基礎知識をチェックしましょう。

金利タイプ

住宅ローンの金利タイプには「全期間固定金利型」「固定金利期間選択型」「変動金利型」の3種類があり、特徴は以下のとおりです。

種類 特徴
全期間固定金利型 完済まで借入期間中の金利が固定されるタイプ
【メリット】返済の見通しが立てやすい
【デメリット】他のタイプと比較すると金利が高いケースが多い
固定金利期間選択型 5年や10年など、一定期間の金利が固定されるタイプ
【メリット】一定期間の返済額を把握しやすい
【デメリット】期間終了後に金利が上昇するおそれがある
変動金利型 市場金利の変動に応じて金利が見直されるタイプ
【メリット】固定金利型よりも金利が低い傾向にある
【デメリット】金利上昇で総返済額が増える可能性がある

 

たとえば、「金利上昇のリスクをなるべく減らして返済額を一定にしたい」とお考えの場合は、全期間固定金利型や固定金利期間選択型が向いています。

また、金利タイプは教育費などの出費も踏まえて決める必要があるので、家計の状況やライフプランをもとにしながら検討しましょう。

返済方法

住宅ローンの返済方法は、以下のように「元利均等返済」「元金均等返済」の2種類があります。

種類 特徴
元利均等返済 元金と利息を合計した1ヶ月あたりの返済額が均等になるタイプ
【メリット】長期的に返済計画を立てやすい
【デメリット】元金均等返済と比べると総返済額が多い
元金均等返済  毎月の元金の返済額が一定になるタイプ
【メリット】元利均等返済と比較する場合、総返済額を抑えられる
【デメリット】返済初期は利息額が多く、負担が大きい

 

「返済計画の見通しを立てたい」とお考えの場合は元利均等返済、「総返済額を軽くしたい」とお考えの場合は元金均等返済がおすすめです。

 

静岡県で注文住宅を検討している方は、「クレバリーホーム静岡」に気軽にお問い合わせください。

ライフプランやご要望を丁寧にヒアリングしながら、無理のない資金計画プランを提案いたします。

〈参考ページ〉ご来場予約フォームはこちら

静岡県の住宅ローンの借入先と金利相場

静岡県の住宅ローンの借入先と金利相場

次に、静岡県の住宅ローンの借入先と金利相場について、「銀行ローン」「フラット35」「その他」に分けて解説します。

なお、金利は借入先や借入条件によって変化するので、今回ご紹介する金利はあくまでも目安として参考にしてください。

銀行ローン【地方銀行・都市銀行・ネット銀行】

静岡県の住宅ローンを銀行で借りる場合の借入先の種類と金利相場は、以下のとおりです。

種類・例 特徴 金利相場

【地方銀行】
・静岡銀行
・スルガ銀行
・清水銀行

【メリット】
店舗が一定数あり、対面で相談しやすい
【デメリット】
営業エリアに制約がある
【固定金利】
全期間:3.1%〜
10年固定:2.3〜4.5%

【変動金利】
1〜3.9%
【都市銀行】
・みずほ銀行
・三井住友銀行
・りそな銀行
【メリット】
付帯サービスが充実している傾向にある
【デメリット】
ご自宅近くに店舗がない可能性がある
【固定金利】
全期間:2.5〜3%
10年固定:2〜4.8%

【変動金利】
0.6〜2.9%
【ネット銀行】
・楽天銀行
・住信SBIネット銀行
・ソニー銀行
【メリット】
金利が低いケースが多い
【デメリット】
基本的に対面では相談できない
【固定金利】
全期間:2.5〜5%
10年固定:1.3〜3%

【変動金利】
0.7〜1.7%

※複数の金融機関サイトを参考に弊社作成

 

銀行の種類によって金利に違いがあるのはもちろん、特徴も大きく異なるので総合的に判断することが重要です。

たとえば、「対面で相談しながら住宅ローンを決めたい」とお考えの方は地方銀行や都市銀行、「金利の安さにこだわりたい」とお考えの方はネット銀行が向いています。

フラット35

民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している「フラット35」とは、最長35年の全期間固定金利型の住宅ローンのことです。

フラット35の金利相場は1.5〜4.3%で、以下のように返済期間によって異なります。

返済期間 金利相場
15~20年 1.5~3.9%
21~35年 1.9~4.3%

〈参考〉フラット35|新規借入れをご検討の方

 

フラット35は全期間固定金利型で資金計画が立てやすく、保証料が不要といったメリットがあります。

ただし、変動金利よりも金利が高い傾向にあるため、メリット・デメリットを比較しながら検討しましょう。

その他【JA・信用金庫】

静岡県で住宅ローンを利用する際は、JAや信用金庫で借りることも可能で金利相場は以下のとおりです。

種類 固定金利(10年) 変動金利
JA
(JAネットローン)
2.1〜4.2% 1.1〜3%
信用金庫 2.1〜4.4% 0.7〜3%

※複数の金融機関サイトを参考に弊社作成

 

JAや信用金庫は地域密着型のサービスを提供しているケースが多く、「親身に相談に乗ってほしい」とお考えの場合におすすめです。

 

静岡市の注文住宅の費用相場を、こちらの記事で解説しています。

〈参考ページ〉【静岡市の注文住宅】費用相場やハウスメーカーの選び方、家づくりのポイントを解説

静岡県の住宅ローンの借入額・頭金・年収の目安

静岡県の住宅ローンの借入額・頭金・年収の目安

続いて、静岡県の住宅ローンの借入額・頭金・年収の目安をご紹介します。

なお、今回ご紹介する費用は目安であり、借入額と頭金の最適なバランスは家計の状況などにより異なるため、判断する際は金融機関やハウスメーカー・工務店からアドバイスをもらいましょう。

借入額・頭金

住宅金融支援機構が公表している「フラット35利用者調査」の2024年のデータから、静岡県の住宅ローンの借入額と頭金を確認すると、以下のとおりです。

項目 費用
フラット35からの借入金 4,252.2万円
その他からの借入金 323万円
頭金 344.7万円
合計額 4,919.9万円

〈参考〉住宅金融支援機構|フラット35利用者調査「2024年度」

 

「その他からの借入金」には民間金融機関からの融資が含まれており、フラット35からの借入金と合計して約4,600万円が借入額の目安だと考えられます。

年収の目安

住宅金融支援機構が公表している2024年の「フラット35利用者調査」によると、静岡県で住宅ローンを利用した方の世帯年収は以下のとおりです。

項目 世帯年収
中央値 約635.6万円
平均 約782万円

〈参考〉住宅金融支援機構|フラット35利用者調査「2024年度」

 

上記のデータから、静岡県で住宅ローンを利用する際の世帯年収の目安は、640万〜780万円だと考えられます。

また、同資料によれば、静岡県の住宅ローン利用者の「1ヶ月あたりの予定返済額」と「総返済負担率」は以下のような結果となりました。

項目 内容
1ヶ月あたりの予定返済額 約15.2万円
総返済負担率 26%

〈参考〉住宅金融支援機構|フラット35利用者調査「2024年度」

 

なお、住宅ローンの返済負担率の目安は手取り収入の30~35%、理想は20~25%とされています。

ご自身の年収を踏まえて、無理なく返済できる範囲で住宅ローンの借入額を決めましょう。

 

静岡で注文住宅を建てる費用相場や利用できる補助金を、こちらの記事でご紹介しています。

〈参考ページ〉【静岡で注文住宅を建てる】費用相場、利用できる補助金などを紹介

静岡県で住宅ローンを選ぶ際のポイント

静岡県で住宅ローンを選ぶ際のポイント

ここでは、静岡県で住宅ローンを選ぶ際のポイントを解説します。

住宅ローン選びをスムーズに進めるためにも、それぞれのポイントを押さえましょう。

ライフプランをもとに無理なく返済できる計画を立てる

住宅ローンの返済額は金利タイプなどの条件によって変化するため、ライフプランをもとに無理なく返済できる計画を立てる必要があります。

具体的には、以下を踏まえながら住宅ローンの返済計画を立てましょう。

  • 教育費(塾や大学への進学費用)
  • リフォーム費用(設備交換や外壁塗装の費用)
  • 緊急予備費(ケガ・病気・災害などに備える費用)
  • その他(転職・退職の際の収入変化)

上記の要素を含めて返済計画を立てることで、将来的に資金不足を回避しやすくなります。

金利上昇のリスクに備えて対策を講じる

住宅ローンは金利が上昇すると、総返済額が増える可能性があります。

金利上昇のリスクに備えて、以下の対策を講じることが大切です。

  • シミュレーターを使って金利が上昇した場合の返済額を把握しておく
  • 繰り上げ返済で元金を減らし、利息の負担を軽減する
  • 金利上昇の際は、低金利の住宅ローンへ借り換えを検討する

とくに変動金利型は金利上昇の影響を受けやすく、上記のような対策が欠かせません。

諸費用を含めて資金計画を立てる

住宅ローンを利用する場合には以下の諸費用が発生場合によっては諸費用で予算オーバーするおそれがあるので、含めたうえで資金計画を立てましょう。

  • 事務手数料
  • 保証料
  • 印紙税
  • 登記費用
  • 団体信用生命保険料
  • 火災保険料(住宅ローンの利用には原則火災保険への加入が必要)

上記の住宅ローンにかかる諸費用は、借入額の3~8%が目安です。

また、諸費用を借入時に支払うのが難しい場合は、諸費用を住宅ローンに組み込む選択肢もあります。

 

「クレバリーホーム静岡」では、資金・ローンをはじめとして家づくりについてご相談いただける相談会を随時開催していますので、ぜひご活用ください。

〈参考ページ〉イベント・お知らせ

静岡県の住宅ローンに関するQ&A

静岡県の住宅ローンに関するQ&A

最後に、「クレバリーホーム静岡」が、静岡県の住宅ローンに関するよくある質問を解説します。

審査基準が甘い住宅ローンはある?

基本的に、誰でも通るような審査基準が甘い住宅ローンはありません。

また、審査基準は金融機関によって異なるので、金融機関やハウスメーカー・工務店と相談しながら申し込む住宅ローンを決めましょう。

本審査に落ちたらどうすればいい?

住宅ローンの本審査に落ちた場合は、その他の住宅ローンに申し込んだり、頭金を増やして借入額を減らしたりする方法があります。

加えて、本審査に落ちるケースに備えたい場合は、あらかじめ複数の金融機関の住宅ローン本審査に申し込みましょう。

 

注文住宅が高いと言われる理由を、こちらの記事で解説しています。

〈参考ページ〉注文住宅が高いと言われる理由|建売住宅との比較や費用を抑える方法、注文住宅が向いている方を解説

まとめ

静岡県の住宅ローンの借入先と金利相場について、「銀行ローン」「フラット35」「その他(JA・信用金庫)」に分けてご紹介しました。

金利が上昇すると総返済額が増えるリスクがあるので、事前にシミュレーターなどを使って金利上昇時の返済額もシミュレーションしましょう。

今回ご紹介した内容を、静岡県で住宅ローンを検討する際の参考にしていただけると幸いです。

 

静岡県で注文住宅を検討している方は、「クレバリーホーム静岡」に気軽にお問い合わせください。

ご要望やライフプランをもとに、無理のない資金計画プランを提案いたします。

〈参考ページ〉ご来場予約フォームはこちら