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年の瀬

管理建築士の石ヶ谷です。

12月も中旬を過ぎると「年の瀬が近づく」と表現される方もいらっしゃいます。

「年の瀬」という言葉を聞くと、年末とかの言葉と違い、慌ただしく押し詰まった感じがするのは、私だけでしょうか。

そこで、「年の瀬」の語源を調べてみました。

 

年の瀬の「瀬」には、川の浅い箇所、流れの速い場所という意味があります。

船で通る際に、急流や激流が行く手を阻む困難場所をしめしています。

 

江戸時代の生活では、ツケがほとんどだったようです。ツケを年内に支払ってしまい、まっさらな状態で

新年を迎えたいという考えがあったようです。 しかし、払ってしまうと食べ物も買えなく、寒い季節の

暖も取ることもできずに、命も危なくなります、そのことをなぞらえて江戸時代の庶民の生活のなかから

「年の瀬」という言葉が出てきたようです。

 

現在でも、12月はクリスマス、忘年会、正月の準備など出費の多い時期です。

江戸時代のように、命が危険にさらされるほどのことはないしても、お金のやりくりには頭を悩ませるのは

同じかもしれません。

何かと、忙しく、慌ただしい「年の瀬」お怪我の無いよう、また体調を崩さぬよう

どうぞお気をつけられ、無事にお過ごしください。